原口が光の矢になった。50メートル以上を爆走し、ベルギーDFの背後を突いた。後半3分。柴崎のスルーパスを受けると、右足でフェイントを入れ、GKクルトワの重心を確認。右足を鋭く振り抜き、逆サイドネットにボールを突き刺した。 日本代表の決勝トーナメント初弾。
吉田は最後の失点場面を悔いた。「精神的に危うかった…」。本田の左CKを相手GKが捕球した時点で、多くの選手が延長戦突入を覚悟した。ところがゲームは終わらず、ベルギーに必殺カウンターを食らい、失点した。
いつもはクールな人の目に涙が浮かんだ。西野朗監督(63)が「善戦だけではなく、勝ち切らなければならない」と強い決意で臨んだベルギー戦の幕切れは残酷だった。2点差を追い付かれ、延長突入かと思われた後半ロスタイム、最後の最後で「ああいうスーパーカウンターを受け…
【ロシアW杯本社取材団】第19日の3日は、決勝トーナメント1回戦で、F組1位のスウェーデンがE組2位のスイスに1−0で勝ち、3位になった1994年米国大会以来のベスト8進出を決めた。
自国開催だった1954年大会のW杯8強まであと一歩。64年ぶりの最高成績に肩を並べようと燃えるスイスは前半を0−0で終えた。ペトコビッチ監督は「われわれは飢えている」と意欲を語っていたが、好機は少なく我慢の展開となった。
互いに不安を抱えながらも輝きを放った。手術の恐れもあるけがを抱えた左MFの乾と本職とは逆の右MF原口の両翼が、日本の今大会通算6得点のうち3得点を挙げた。ベルギー戦ではともにゴールを奪って一時リードを2点に広げ、優勝候補のベルギー守備陣に大きな脅威を与えた。
【ロストフナドヌー=ロシアW杯本社取材団】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第十八日は二日、当地で決勝トーナメント一回戦が行われ、二大会ぶりに一次リーグを突破した日本は、終了間際の失点でベルギーに2−3で逆転負けし、初のベスト8入りを逃した。
ベスト8進出で刻むはずだった新たな歴史。そこに一歩及ばなかった。サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表は二日(日本時間三日)、決勝トーナメント一回戦でベルギーと対戦、逆転負け。ピッチに倒れ込む選手たち。
【ロストフナドヌー=共同】W杯ロシア大会でベルギーに敗れた日本代表の本田圭佑選手(32)=パチューカ=が、二日の試合後に「これが僕自身にとって最後のW杯になる。四年後は考えられない」と語り、代表からの引退を示唆した。 本田選手は二〇〇八年六月に代表デビュー。
試合終了の笛が鳴ると、選手が次々にピッチに崩れ落ち、西野監督もすぐに口を開くことができなかった。またもはね返された8強の壁。「三度目の正直」はならなかったが、今大会の日本は抜群の一体感で世界に立ち向かった。
ベルギーを追い詰める攻撃の合図を鳴らしたのは原口だった。苦しい前半を耐えて迎えた後半の立ち上がり、待望の先制点をもたらすと、スタジアムにどよめきと歓声が渦巻いた。「しんどかったが粘って粘って。自分の良さが出た」。
日本代表の次期監督候補に元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマンさん(53)が挙がっている。複数の関係者が2日までに明かした。日本協会内では西野朗監督(63)続投を支持する声も多いが、日本サッカーや日本人の性格などを理解する海外の指導者も検討しており、クリ…
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