力尽きた赤い悪魔たちは、がっくりと膝をついた。日本、ブラジルを倒して準決勝へたどり着いたベルギーだが、1点に泣き、悲願だった決勝進出を逃した。スペイン人のマルティネス監督は「本当に接戦だった。先制点を取れなかったことで、フランスを調子に乗せた」と悔しがった。
次期日本代表監督の最有力候補だったユルゲン・クリンスマンさん(53)との交渉が破談した。複数の関係者が明かした。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)と関塚隆技術委員長(57)のトップ会談が11日、モスクワ市内で行われたとみられ、関塚委員長からクリンスマン…
【ロシアW杯本社取材団】第22日の10日は準決勝1試合が行われ、自国開催だった1998年大会以来20年ぶり2度目の優勝を目指すフランスがベルギーを1−0で破り、3大会ぶり3度目の決勝進出を果たした。
フランスは序盤、ベルギーに押し込まれる時間帯が長かった。左右に張り出すE・アザールとシャドリへの対応が曖昧で、果敢な仕掛けを許していたのが原因の一つ。だが時間の経過とともに対処法が整理され、得点を許さなかったことでリズムをつかんだ。
個々のタレントと幅広い戦術でゴールを量産してきたベルギーの勢いが止まった。今大会6試合目で初めて得点できず、フェルトンゲンは「われわれの方がいいチームだったが、フランスの守備が堅かった」と、厳しい現実を受け止めた。
【ロシアW杯本社取材団】ワールドカップ(W杯)第22日は10日、サンクトペテルブルクで準決勝1試合が行われ、フランスがベルギーを1−0で下し、準優勝した2006年ドイツ大会以来3大会ぶり3度目の決勝進出を果たした。ベルギーは初の決勝を逃した。
2度目の準決勝で初めての決勝へ、そして初優勝の力は十分にあった。しかしベルギーの夢はCKからのヘディング1発ではかなく散った。 序盤は快調だった。E・アザールのドリブル、シャドリの攻撃参加で左右からフランスに揺さぶりをかけた。
クロアチアは決勝トーナメント1回戦、準々決勝ともにPK戦を制して4強入りした。強運と勝負強さを示した一方、過密日程で連続して延長まで戦った心身の消耗は懸念材料。
28年ぶりにベスト4入りしたイングランドが全11点中8点をセットプレーで量産している。PKで3点、CKから2点を決めて得点ランク首位の6ゴールを挙げているケーンは「練習でたくさん取り組んでいるので、成果が出るのはうれしい」と手応えを口にする。
【ロシアW杯本社取材団】第21日の7日、サマラなどで準々決勝2試合が行われ、ベスト4が決まった。イングランドはマグワイアの先制点などでスウェーデンを2−0と下し、1990年以来7大会ぶりの準決勝進出。
またもクロアチアが重圧に打ち勝った。2試合続けてPK戦を制し、20年ぶりに4強。主将のモドリッチは「1週間で120分を超える試合を二つも戦い抜き、底力を見せられた」と胸を張った。 スペインの強豪クラブで主力のモドリッチとラキティッチを守備的MFに並べる布陣。
準決勝のフランス−ベルギーが10日(日本時間11日)、イングランド−クロアチアが11日(同12日)に行われる。フランスのディディエ・デシャン監督(49)は、史上3人目となる選手、監督両方での優勝を目指して、因縁深いベルギー戦に向かう。
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