7月10日

クロアチア底力 またPK戦制す

 またもクロアチアが重圧に打ち勝った。2試合続けてPK戦を制し、20年ぶりに4強。主将のモドリッチは「1週間で120分を超える試合を二つも戦い抜き、底力を見せられた」と胸を張った。

 スペインの強豪クラブで主力のモドリッチとラキティッチを守備的MFに並べる布陣。ボール保持は優位に立ったが、前線からの守備でペースをつかむスタイルを出せなかった。

 延長でも1点ずつを奪う熱戦となってPK戦に突入。前のデンマーク戦で3本を止めたGKスバシッチが1人目を止めると、相手は3人目も失敗。後蹴りのクロアチアは5人中4人が成功し、緊迫した勝負が終わると、ダリッチ監督は涙を抑えられなかった。

 初出場で3位に入った1998年の快進撃を少年時代に見た世代が、再び世界の舞台を駆け上がってきた。30歳のラキティッチは「重圧を感じすぎず、歴史を塗り替えたい」と、もう一歩先を見据えた。 (ソチ・共同)

中日新聞 東京新聞

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