7月12日

ベルギー、初の無得点

 個々のタレントと幅広い戦術でゴールを量産してきたベルギーの勢いが止まった。今大会6試合目で初めて得点できず、フェルトンゲンは「われわれの方がいいチームだったが、フランスの守備が堅かった」と、厳しい現実を受け止めた。

 アタッカーのシャドリを右サイドバックに起用した4−3−3の布陣から、ボールを持つと3−6−1に形を変える秘策で臨んだ。左サイドのE・アザールを中心に積極的に攻撃を組み立てたが、キープ力を買われて先発したデンベレはミスが目立ち、エースのルカクは存在感が薄かった。

 後半6分にCKで先制されると、余裕が生まれたフランスのペースに引きずり込まれた。強引なクロスははね返され、デブルイネやウィツェルのミドルシュートも決まらない。マルティネス監督は「フランスはビッグマッチに慣れている」と試合巧者ぶりに脱帽した。 (サンクトペテルブルク・共同)

中日新聞 東京新聞

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