金・銀の「ロシア」 競技人口が増え国内競争激しく

2018年2月24日

 国ぐるみのドーピング問題のため個人資格の「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場したアリーナ・ザギトワ(15)が金メダル、エフゲニア・メドベージェワ(18)が銀メダルに輝いた。強豪国ロシアで近年女子が強くなった背景には、競技人口の増加や高いレベルの激しい国内競争がありそうだ。

 ロシア・フィギュアスケート連盟のアレクサンドル・ゴルシコフ会長は「ロシアのフィギュアの歴史で女子は長い間、最も弱い部門だった」と話す。旧ソ連時代からアイスダンス、ペアで金メダルを量産。しかし、女子では自国開催だった前回2014年ソチ五輪で17歳のアデリナ・ソトニコワが初めて優勝した。15歳だったユリア・リプニツカヤも注目され、団体制覇に貢献した。

 強さの背景をザギトワは「これまで競争があり、これからもあるから」と説明。メドベージェワは「ロシアはスポーツ大国の一つ。練習環境やコーチのおかげ」と話した。

 ゴルシコフ会長は「ソチ後に多くの親が娘にフィギュアをさせたがるようになった」と説明する。昨年12月のロシア選手権の会場には多くの幼い女児が観戦に訪れた。

 勢力図の変化は激しい。リプニツカヤは昨年引退し、ソトニコワはけがで戦列を離れている。15年世界選手権を制したエリザベータ・トゥクタミシェワも若手に抜かれた。

 今大会のメダリスト2人を指導するエテリ・トゥトベリゼ・コーチは「練習で百五十パーセントやり、試合では百十パーセント出せばいい」と厳しい方針を示し、練習では3回転ジャンプを5連続で跳ばせている。4大会連続出場で今回5位のカロリナ・コストナー(イタリア)は「ロシアにはイタリアにはないフィギュアの豊かな伝統がある」と指摘した。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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