誉れ高き四重奏 追い抜き金メダル授与

2018年2月23日

金メダルを手に笑顔の(左から)菊池、佐藤、高木菜、高木美選手=22日、平昌で(田中久雄撮影)

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 【平昌=共同】スピードスケート女子団体追い抜きで優勝した日本の高木美帆選手(23)=日体大助手=ら4人が22日、平昌五輪スタジアム近くの広場で行われた式典で金メダルを授与された。チームを引っ張り、今大会3個目のメダルを手にした高木美帆選手は「たくさんの時間をみんなで練習し、やっとここにたどり着けた。チームジャパンを誇りに思う気持ちでいっぱい」と胸を張った。

 高木美帆選手と姉の高木菜那選手(25)=日本電産サンキョー、佐藤綾乃選手(21)=高崎健康福祉大、菊池彩花選手(30)=富士急=は手をつないで表彰台に上がった。日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長から金メダルを首にかけられると、にこやかな表情を浮かべた。高木菜那選手は「支えてくれた人たちのおかげでこの場に立てた」と感謝の思いを口にした。

 冬季五輪の日本女子で最年少金メダリストとなった佐藤選手は「2年前は五輪を目指せるはずがないと感じていた。驚きでしかない」とまだ実感が湧かない様子。脚の大けがから復帰を果たした菊池選手は「みんなでメダルを取ることができて本当にうれしい」と達成感に浸った。

 21日の女子団体追い抜きの「金」で、日本選手団が獲得したメダルは11個となり、1998年長野五輪の10個を上回り、冬季五輪で史上最多となった。

中日新聞 東京新聞

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