宮原ジャンプ調整 坂本は次々決める フリー前日練習

2018年2月22日

(左)女子フリーに向け公式練習する坂本花織(右)公式練習する宮原知子=いずれも田中久雄撮影

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 女子ショートプログラム(SP)4位の宮原知子(関大)と同5位の坂本花織(シスメックス)が22日、フリー(23日)に向けて江陵アイスアリーナで調整した。ともに初出場で、日本女子では2010年バンクーバー銀メダルの浅田真央以来、2大会ぶりの表彰台を目指す。

 宮原は40分間の練習でルッツ−トーループの2連続3回転ジャンプを安定して決めたが、演技後半に入る3回転サルコーで踏み切りのタイミングが合わずに苦戦。フリー曲「蝶々夫人」をかけた演技でも転倒し、時間ぎりぎりまで修正を行った。

 3位と2・93点差で迎える得意のフリーに向け、「いい感じです。もうひと息」と前向きに話した。

 3位と5・69点差の坂本は跳び幅のある2連続3回転ジャンプを次々と成功させるなど調子の良さを示した。フリー曲は映画「アメリ」の劇中歌。先月の四大陸選手権を制して勢いに乗っており、「調子はいい方。頑張ります」と、短い言葉に自信をのぞかせた。

 SPで世界歴代最高得点を出し首位に立ったアリーナ・ザギトワと、2位のエフゲニア・メドベージェワ(ともにOAR)も調整した。 (江陵・原田遼)

中日新聞 東京新聞

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