小平選手の母校児童「僕らの誇り」 茅野市内はお祝い一色

2018年2月20日

小平選手の金メダルを祝い、豊平小児童が掲げた横断幕=茅野市で

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茅野市役所に設置された懸垂幕=茅野市で

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 スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手の地元茅野市では、祝賀ムードが広がっている。市は十九日、庁舎に懸垂幕を掲げ、日本の女子スケート界に新たな歴史を刻んだ偉業をたたえた。

 小平選手を祝う懸垂幕は四つ目。「金メダルおめでとう」と書かれた幕が掲げられると、集まった市職員から拍手が起こった。樋口尚宏副市長は「今までの精進が実を結び、花開いた。いろいろな重圧があったと思うが、最高の結果を残すことができて良かった」と称賛した。市は祝賀パレードを行う方針だ。

 豊平小学校でも、児童が正門前の手すりに「祝小平奈緒選手」の横断幕をあらためて取り付けた。1500メートルの六位入賞から飾り始め、出場レースの結果が出るたびに上からシールを貼り付けて更新。今回は「500メートル金色メダル」を新たに加えた。児童会長の六年生宮坂篤季君(12)は「テレビの前で、オーと叫んでしまった。小平先輩は僕たちの誇り。尊敬している」と笑顔で話した。

 パブリックビューイングを開いた南大塩区の小平春信区長(64)は、会場の片付けに追われながら「声援が平昌に届いたと思う。茅野市のヒロインから世界のヒロインになった。感動をいただいた」と喜びを語った。区でも祝福の横断幕を出すという。

 (中沢稔之、野村和宏)

中日新聞 東京新聞

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