村の星「頑張ったね」 神長選手の地元でPV

2018年2月18日

PVで神長選手の滑走を見守る村民ら=長野県南牧村で

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 平昌(ピョンチャン)五輪ショートトラック女子1500メートルは十七日、小海高出身の菊池純礼選手(22)=トヨタ自動車=が準決勝に進出し、順位決定戦で十一位。同高三年の神長汐音選手(18)は予選六組で六位で敗退した。純礼選手の姉、菊池悠希選手(27)=ANA=は予選で失格となった。

 神長選手の自宅がある長野県南牧村のベジタボール・ウィズで、大型の画面に中継を映し大勢で応援するパブリックビューイング(PV)があり、親戚や友人らが「よく頑張った」とねぎらった。

 会場には約百人が詰めかけた。画面に神長選手が登場すると「頑張れ頑張れ汐音」と連呼。レース序盤は上位に付けたため「きゃー」と歓声を上げ、両手に一本ずつのスティックバルーンをたたいた。敗退が決まると、肩を落として静まった。

 祖母の井出茂子さん(63)は「普段よりもりりしく見えた。頑張ったねと伝えたい」と笑顔。保育園から中学校までの同級生、吉沢史也さん(18)は「(神長選手は)見てる世界が違う」とあこがれのまなざしを向けていた。

 (高橋信)

中日新聞 東京新聞

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