フィギュアの連覇、男子は史上4人目 Q&A形式で解説
2018年2月18日平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で、羽生結弦が2連覇を達成した。
Q 連覇は珍しい。
A 男子ではリチャード・バットン(米国)以来66年ぶりで、通算4人目。ギリス・グラフストレーム(スウェーデン)は1928年サンモリッツ大会で3連覇を成し遂げた。女子は36年大会まで3連覇を果たしたソニア・ヘニー(ノルウェー)、88年大会で2連覇したカタリナ・ビット(東ドイツ=当時)の2人。
Q 五輪の強豪国は。
A シングルの金メダルは男女ともに米国が7個でトップ。近年はロシアも強く、男子では1994年リレハンメル大会から4大会連続でロシア選手が制した。女子ではソチ大会でアデリナ・ソトニコワがロシア選手で初優勝した。アジア勢は日本のほか、韓国、中国、カザフスタンの選手が表彰台に立っている。
Q 過去の日本選手の活躍は。
A 日本男子は1932年レークプラシッド大会で初出場した。女子選手が初めて出たのは36年ガルミッシュパルテンキルヘン大会。当時は年齢制限がなく、12歳の稲田悦子が10位と健闘した。92年アルベールビル大会で伊藤みどりが銀メダルで初の表彰台に立ち、2006年トリノ大会では荒川静香が優勝した。8年前のバンクーバー大会では浅田真央が銀メダル、高橋大輔が男子初となる銅メダルをつかみ、ソチ大会で羽生が頂点に立った。 (共同)