連覇狙う羽生が韓国入り 「試合の場に来られてうれしい」

2018年2月12日

韓国に到着し、警備関係者にガードされながら移動するフィギュアスケートの羽生結弦(中央)=11日、韓国・仁川で(共同)

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 【仁川(インチョン)=安福晋一郎】平昌(ピョンチャン)冬季五輪に出場するため、11日に韓国入りしたフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(ANA)は、右足のけがの状態への言及は避け「試合に出られずもどかしい気持ちがあった。試合の場に来られてうれしく思う」と話した。

 羽生選手は昨年11月、練習中に右足の関節外側靱帯(じんたい)を痛め、3カ月近く試合を欠場している。

 この日は練習拠点のカナダ・トロントから飛行機で仁川国際空港に到着。

 国内外の報道陣やファンら100人以上が詰め掛ける中、午後5時ごろ、到着ゲートから姿を見せ、時折笑みを浮かべながら速足で歩いた。

 五輪2連覇が懸かる羽生選手は「連覇したい気持ちはある。ただそれだけではなく五輪を楽しみたい」と落ち着いた様子。4回転ジャンプなどの演技構成は「選択肢はたくさんある。周りの状況を見ながら考える」と述べた。

 羽生選手は16日に始まる個人戦に登場する。12日から現地で練習を始める予定。

中日新聞 東京新聞

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