ショートトラック女子3000リレー「悔しい」惨敗
2018年2月11日惨敗だった。ショートトラック女子3000メートルリレー予選2組で、日本は集団から半周以上遅れた最下位で静かにゴール。エース菊池純は目を赤くし「リレーのメダル獲得を目標にしてきたので、悔しい思いが強い」と無念を口にした。
最後方の4番手から追う展開は想定内だったという。しかしスピードが上がる中盤で痛恨のミスが出た。コースの内寄りでタッチをつないだ他の選手を菊池悠がよけきれず、接触した。「ミスして(前と)離れてしまったので、悔しい思いでいっぱい」とうつむいた。
4年前のソチ五輪のリレーで5位だったベテラン伊藤は帰国時の空港でほとんど注目を浴びず「代表の服を脱ぎたくなった」と悲哀を味わった。「今回のメンバーならメダルを取れると思った」と伊藤は視線を落とす。個人種目はさらにハイレベルな戦い。あまりに厳しい現実を突き付けられた。 (共同)