スピードスケート陣は夜型シフト 勝利へ準備着々

2018年2月7日

公式練習で調整するスピードスケート女子の小平奈緒=江陵で(共同)

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 平昌冬季五輪のスピードスケートは男子5000メートルを除く全ての種目が午後7時以降に開始され、終了が11時近くになるものもある。普段、日中のレースが多い選手は夜の戦いに備え、起床や就寝を遅らせるなどして体内時計をシフト。着々と準備を進めている。

 女子短距離で金メダルが期待される小平奈緒(相沢病院)は4日の韓国入り直後から生活リズムを2時間半ほど繰り下げた。氷上練習も6日は午後5時半からの時間帯を選ぶなど遅めにする。「慣れてきたらだんだんとピークが合ってくると思う」と不安は感じていない様子だ。

 女子中長距離の高木美帆(日体大助手)らは日本にいた約2週間前から対策を始めた。韓国では昼すぎに氷上練習をこなし、夜間に筋力トレーニングを入れる日も。高木美の姉の菜那(日本電産サンキョー)は「ベッドでごろごろしないよう、なるべく活発に動くようにしている」と夜中の過ごし方に注意を払う。

 自分のリズムを崩さない選手もいる。男子500メートルの日本記録保持者、加藤条治(博慈会)はレースが夕方の男子長距離陣とともに午前中にリンクで体を動かす。過去3度、大きな期待を背負って五輪に挑んだベテランは「特別に大きく変えるつもりはない。臨機応変にやっていける」と経験に基づく自信をにじませた。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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