宇野「悔いのない演技を」 自然体で韓国入り

2018年2月7日

仁川国際空港に到着し記者の質問に答える宇野昌磨(田中久雄撮影)

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 平昌五輪に出場するフィギュアスケートの宇野昌磨(20)=トヨタ自動車、中京大=が6日、仁川国際空港に到着。眼鏡に大きなマスクをつけて韓国入りした宇野は「初めての五輪ですが、もうすぐ試合だという気持ちがまだなく、実感が湧いていない」と落ち着いた表情で答えた。

 今回の五輪はフィギュアスケートでは異例と言える午前開始。金メダル候補の1人として臨む初の大舞台は苦手の早起きを強いられる。「当日寝坊しないようにだけ気をつけて、そのときのあるがまま(の気持ち)になればいいかな」と自然体で臨むつもりだ。

 日本男子のエース羽生が万全の状態でないため、団体戦の戦力としても期待される。「個人戦の前に団体戦に出場するのは初めての体験。チーム一丸となっていい順位が取れるように最善を尽くしたい」と話した。

 五輪前の最後の実戦となった1月の四大陸選手権は2位に終わった。その後は地元・名古屋で曲をかけてプログラムを通す練習で追い込んできた。「一番濃い練習ができた。メダルを取るためにも、練習してきた自分の演技ができるようにしたい。試合を楽しんで、楽しめなくても良い経験にできるよう、悔いのない演技をすることが今回の目標」と意気込みを口にした。 (辛仁夏)

中スポ 東京中日スポーツ

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