加藤らが初練習 本番へ最終調整 「今回こそは」

2018年2月5日

さっそく練習を開始、調整するスピードスケートの加藤条治=江陵で(田中久雄撮影)

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 【江陵=原田遼】平昌冬季五輪日本代表の加藤条治(博慈会)ら男子3人が5日午前、スピードスケート陣の先陣を切って当地の会場で初練習を行った。プレ大会となった昨年2月の世界距離別選手権と、氷の変化を確認。10日の競技開始に向け、各選手が最終調整に入った。

 2010年バンクーバー五輪500メートル銅メダルの加藤は4度目の出場。慢性的な両膝の痛みに苦しみ、今季のワールドカップ(W杯)では最高で17位と苦戦したが、「過去の大会から見てもうまくいくんじゃないか」と調整に自信を見せる。

 昨年末の代表選考会後、「ぎりぎりまで」と体力を強化。当地入り後は疲労を取り除きながら、体調を最高潮に持っていく。05年に20歳で当時の世界記録を樹立し、常に五輪の優勝候補に挙げられてきた。今回は追う立場だが、「金メダルを取り逃がしてきたので、今回こそはという思いはある」と気合を込めた。

中日新聞 東京新聞

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