羽生、平昌五輪の団体回避へ 個人2連覇に照準
2018年2月3日
写真は、前回ソチ五輪のフィギュア男子で金メダルを獲得し、日の丸を手に笑顔を見せる羽生結弦(内山田正夫撮影) |
【江陵(韓国)=原田遼】平昌冬季五輪代表で右足のけがから復帰を目指す羽生結弦(ANA)が9〜12日の五輪団体戦を回避することが、関係者への取材で分かった。2014年ソチ五輪に続く2連覇を狙う個人男子に照準を合わせる狙い。団体戦の男子は宇野昌磨(トヨタ自動車)と田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)で臨む。
日本のエースの羽生は昨年11月上旬の練習中に右足関節外側靱帯(じんたい)を損傷し、練習拠点とするカナダ・トロントでリハビリを続ける。日本スケート連盟によると、先月上旬になって本格的な氷上練習を再開した。
団体戦は16〜17日の個人戦と日程が近く、当初から出場が懸念されていた。昨年10月のロシア杯以来4カ月、本番のリンクから遠ざかっているが、団体戦回避により、実戦の感覚や雰囲気を確認することなく2連覇を目指す個人戦に臨むこととなる。
団体戦は男子、女子、アイスダンス、ペアの4種目で争われ、日本は新種目となったソチで5位だった。