坂本「若さどんどん出す」 高校生オリンピアンと“共闘”

2018年1月29日

関西空港に到着し、笑顔でポーズを決める坂本(右)と三原(國島紗希撮影)

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 フィギュアスケートの四大陸選手権で優勝した平昌五輪代表の坂本花織(17)=シスメックス=が28日、関西空港に帰国し、高校生オリンピアンとの“共闘”を誓った。14歳から18歳が対象の16年ユース五輪に出場した坂本は、ショートトラック代表の神長汐音(18)、吉永一貴(18)と友人に。昨年末の代表選考会でも、先に五輪代表に内定した2人から「自分もまた同じところで滑りたい」と刺激を受け、力に変えた。

 五輪本番でもフィギュアとショートトラックは同会場のため、共有できる情報も多いはず。坂本は平昌五輪のスケート競技代表最年少だけに「若さをどんどん出していきたい」。高校生が力を集結し、躍進を目指す。

 大会後は、待望の小籠包に舌鼓を打ちリフレッシュも完了。1年前は襲われた胃もたれも「大丈夫です!」と万全だ。今の自分は「今までで一番いい勢いだと思う」と坂本。ここからギア入れ、五輪でフレッシュな旋風を巻き起こす。

 (國島紗希)

◆三原、五輪観戦を計画中

 2位に入り、2年連続表彰台の三原舞依(18)=シスメックス=は「2人の演技を見に行きたい。まだ分からないけど、今お願いしています」と五輪の生観戦を計画中であることを明かした。坂本はずっと一緒に練習してきた仲間。空港を出る際には宮原と両手を繋ぎ「頑張って」とパワーを送った。「行けても行けなくても、応援する力は全力。願いながら、信じながら見たい」と思いを込めた。

◆宮原、五輪で反撃誓う

 平昌五輪代表の宮原知子(19)=関大=は、プログラムを滑りまくって自信を取り戻す。3位に終わった今大会では連続3回転の回転不足が課題に挙がったが「試合で自信を持つこと。思い切っていけたら(大丈夫)」と、曲を通して滑り込むことで精度を高めるつもりだ。「悔しい思いをした分、次は跳ね返せる。この経験ができてよかった」と五輪への糧にする。

中スポ 東京中日スポーツ

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