宮原、左足甲炎症も応急処置で「大丈夫」 きょうフリー

2018年1月26日

練習で調整する宮原知子=台北で(共同)

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 練習後、通常はすぐにダウンに入る宮原が、20分以上姿を現さなかった。理由は、スケート靴の調整。靴が当たる左足甲が炎症を起こしているといい、浜田美栄コーチが内部をくり抜いたり、スポンジを当てたりすることで、自力で“応急処置”を施した。

 「スケーターにはよくあること」(浜田コーチ)で、工具や彫刻刀を使って靴を調整することは、日常茶飯事。お手の物だという。宮原は新しい予備の靴を既に用意しているが、ジャンプが跳べるようになるほど足になじむには時間が掛かるため、「このまま五輪へ行く」と浜田コーチ。手直しのおかげで宮原も「少し痛むけど、大丈夫」と話しており、状態はさほど深刻ではなさそうだ。

 処置前の練習でも、首位発進した前日のSPで回転不足の判定を受けたルッツ−トーループの連続3回転を何度も成功。課題としていたジャンプを入念に確かめ「何回もいいのが跳べた。感覚は日に日によくなっている」とフリーへ向けて好感触を得た。

 「優勝して五輪に向かえれば一番いいけど、前よりよくなった自分の演技を見せるのが大事。自分の自信になる大会にしたい」と話していた宮原。2年ぶりの優勝を果たし、平昌五輪へ加速する。

中スポ 東京中日スポーツ

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