44歳・夏目、無念の途中棄権 メダルには届かず

2018年3月18日

男子回転座位1回目で途中棄権した夏目堅司=平昌で(共同)

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 17日のアルペンスキー男子座位で、44歳のベテラン夏目堅司が最終種目の回転に臨んだ。「世界と戦えないと感じたら、最後のパラリンピックにする」と競技人生を懸けた今大会。途中棄権でメダルには届かず、「100パーセントやりきったかというと、そうではない」と無念がにじんだ。

 30歳だった2004年、スキーのモーグル中にエアの着地に失敗し、脊髄損傷で下半身が不自由に。その年、知人を通じて、1998年長野パラリンピックのアルペン座位金メダリスト、志鷹昌浩と出会い、競技を始めた。

 過去2度のパラリンピックで最高成績は前回ソチのスーパー複合6位。世界選手権やワールドカップでも表彰台の経験はない。40代となり「体力がだんだん厳しくなった」と、引退が心をよぎるようになった。だからこそ、この4年間はメダルにこだわってきた。体幹を強化し、「ライバル」の森井大輝にも速く滑るコツを積極的に尋ねた。

 今回も遠かったメダル。レース後、今後の進退を問われ、「モチベーションを保てるかどうかで判断したい」と言葉少なだった。 (田井勇輝)

中日新聞 東京新聞

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