距離10キロ 新田佳「金」 ゴール後「よっしゃー」

2018年3月17日

スキー距離男子10キロクラシカル立位でゴール後、スタンドに向かってスキーを掲げる新田佳浩。金メダルを獲得した=平昌で(共同)

写真

 【平昌(ピョンチャン)=共同】平昌冬季パラリンピックは第9日の17日、ノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位で新田佳浩(よしひろ)(37)=日立ソリューションズ=が金メダルを獲得した。2010年バンクーバー大会でこの種目を含めて2個の「金」を手にしており、自身3個目の金メダルとなった。今大会では14日に行われたスプリント・クラシカルの「銀」に続く2個目のメダル。

 今大会の日本勢の「金」は、アルペンスキー女子大回転座位の村岡桃佳(ももか)(21)=早稲田大、スノーボード男子バンクドスラローム下肢障害の成田緑夢(ぐりむ)(24)=近畿医療専門学校=に続く3個目。メダル数は9となった。

 ゴール直後、何度もガッツポーズし「よっしゃー」と雄たけびを上げた。ノルディックスキー距離男子10キロクラシカル立位で17日、新田佳浩が頂点に上った。晴れ渡った会場の客席で、激走を見つめた家族の大声援が響いた。

 時間差で順番にスタートしタイムを競った。新田は中盤まで2〜3位を争っていたが、終盤にトップに。最後の直線、懸命にストックを突き、ゴールで左足を前に出した。出場した選手らと抱き合い、健闘をたたえ合った。

 ゴール後のセレモニー。真ん中に立った新田は名前を呼ばれると、右手に持ったスキー板にキスをした。

 (平昌・共同)

中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

Search | 検索