開催国・韓国は苦戦 メダル目標を下方修正

2018年3月16日

 開催国の韓国が、十五日までの獲得メダルが銅一つと苦戦中だ。選手団は「金一、銀一、銅二で総合十位以内」としていた目標を下方修正。四強入りした車いすカーリングと、三位決定戦に回ったパラアイスホッケーに面目躍如を託す。

 選手団は当初、スキー距離六種目に出場するエースに金、銀の期待をかけていたが、四種目を終えて獲得したのは銅一つ。総監督は担当閣僚に目標修正を報告し「コーチや監督と『メダルがなくても楽しもう』と話した」と説明した。

 過去十一大会で韓国の獲得メダルは銀二個のみ。国内世論も目標の修正に「予測の誤りというよりは選手に負担をかけないため」(聯合ニュース)と同情的だ。前回ソチ大会で計八十個のメダルを獲得したロシアをはじめ、開催国の選手は活躍するケースが多い。アイスホッケー韓国代表のチョン・スンファン選手は「最善を尽くしてメダルを取る」と決意を固める。

 一方、日本は今大会で既に金一つを含む七つのメダルを獲得。「前回ソチ大会の六個を上回る」との目標を達成し、さらに上積みを目指している。 (平昌・田井勇輝、上野実輝彦)

中日新聞 東京新聞

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