
村岡「一番きれいな色」 金メダル授与に万感
2018年3月16日
アルペンスキー女子大回転座位のメダル授与式で、金メダルを手に笑顔の村岡桃佳=平昌で(共同) |
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平昌冬季パラリンピック第7日の15日、日本選手が出場する競技はなかった。スノーボード代表は16日のバンクドスラロームに向けて本番会場で最終調整し、男子スノーボードクロス下肢障害で銅メダルの成田緑夢(近畿医療専門学校)、男子大腿(だいたい)障害の小栗大地(三進化学工業)と山本篤(新日本住設)が斜面の状態を下見し、試走した。
パラアイスホッケーの準決勝ではカナダが韓国に7−0で大勝し、3連覇を目指す米国はイタリアに10−1で完勝した。
男女混合で行う車いすカーリングは1次リーグが行われ、4連覇が懸かるカナダのほか、韓国、中国、ノルウェーが準決勝に進んだ。 (共同)
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アルペンスキーの女子大回転(座位)で優勝した村岡桃佳に15日、金メダルが授与された。初めて手にした念願の金メダルに、「一番きれいな色で、重みがある」と笑顔を見せた。
今大会で日本選手初の「金」。会場で君が代が流れると、「自分が流すことになるとは思っていなかったが、殻を破れたかな」と喜んだ。14日の競技後、選手村の部屋で、滑降(座位)で銀メダルを獲得した森井大輝ら、アルペンチームの仲間から、お祝いをしてもらったという。
閉幕日の18日に、最終種目の回転が控える。表彰台に上がれば、冬季パラリンピックの同一大会で日本選手最多となる5個目のメダルを手にすることになる。村岡は「苦手種目です」と笑いつつ、「メダルを目指し、ベストを尽くす」と力を込めた。 (平昌・田井勇輝)

