初出場の17歳・川除 スキー距離9位 「やってて良かった」

2018年3月13日

距離男子20キロフリー立位でゴールに向かって力走する川除大輝=平昌で(共同)

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 日本選手団最年少の川除=富山県立雄山高校2年=がスキー距離男子で初出場した。9位だったが、17歳の新星は「後半は落ち着いて滑れた」と手応えを語った。

 生まれつき両手足の指の一部がない川除。握ることができるストックを持たずに滑る障害者スキーに抵抗があった。

 転機は2年前。日本チームの合宿に参加し、憧れだった新田佳浩が練習に打ち込む姿に刺激を受けた。

 「いつかは追い抜きたい」。新田を目標に据えた時、わだかまりも消えた。

 レース後、「やっていて良かった」と語った川除。14日は新田も出場する距離1・5キロスプリント・クラシカルに臨む。 (田井勇輝)

中日新聞 東京新聞

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