初メダルの村岡「うれしい」 堂々の滑りで輝く「銀」

2018年3月10日

女子滑降座位で銀メダルを獲得し、歓声に応える村岡桃佳選手=10日、平昌で(共同)

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 2度目のパラリンピックで、21歳の村岡桃佳(ももか)選手が初のメダルを手にした。7日の公式練習では3番手のタイムを記録し、表彰台の予感が漂っていた。「私らしく、楽しく滑りたい」。自らの力を信じ、大舞台で好結果を残した。

 片斜面や変化に富んだ手ごわいコース。前の2人が転倒する中、きっちりと滑り切った。「私も何回転倒するか不安、恐怖の中のレースだった。ゴールして、メダルを獲得できてうれしい」と大きく息をついた。

 17歳で初出場した前回ソチ大会は最終日の大回転で5位に入賞した。ゴール後は充足感もあったが、表彰式で気分が変わったという。ライバルたちの国旗が高々と揚がるのを目の当たりにし「自分もあそこへ立ちたい」と刺激を受けた。

 昨年、同じ会場でテスト大会を兼ねて開催されたワールドカップ(W杯)では滑降で3位に食い込んだ。ここ数年はすっかり表彰台の常連だが「私はただただ挑戦者」と気負いなく滑り、銀色に輝くメダルにたどり着いた。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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