メダル6個のソチ超え目標

2018年3月10日

平昌冬季パラリンピックの開会式で、スタンドに映し出された日の丸と入場行進する日本選手団(左下)=韓国・平昌で=共同

写真

 9日に開幕した韓国・平昌冬季パラリンピックで、日本パラリンピック委員会(JPC)は前回ソチ大会の6個を上回るメダル獲得を目標に掲げる。各競技で実力者が本来のパフォーマンスを発揮すれば、達成は難しくない。

 メダル量産を期待されるのがアルペンスキーの座位勢。男子で5大会連続出場の森井大輝(トヨタ自動車)は金メダルの有力候補。ワールドカップ(W杯)の年間総合王者に3度輝いた世界屈指のオールラウンダーは、出場予定の5種目全てで表彰台を狙う。

 高速系種目を得意とする狩野亮(マルハン)はスーパー大回転で3連覇、滑降で2連覇に挑む。技術系種目が強い鈴木猛史(KYB)は回転で2連覇に挑戦する。女子の村岡桃佳(早大)はW杯で何度も表彰台を経験しており、メダル争いに食い込みたい。

 スノーボード男子下肢障害の成田緑夢(近畿医療専門学校)は対戦形式のスノーボードクロス、タイムを競うバンクドスラロームでの2冠を視界に捉える。今季のW杯年間総合王者となり、満を持して本番に臨む。

 ノルディックスキーでは、距離の男子立位で2010年バンクーバー大会2種目制覇の新田佳浩(日立ソリューションズ)が2大会ぶりのメダルを目指す。2月にW杯のクラシカル種目で4位に入り、調子は上がっている。出来島桃子(新発田市役所)はバイアスロン女子立位で上位をうかがう。 (共同)

写真
中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

Search | 検索