
アイスホッケー塩谷選手「期待応える」 塩尻で激励会
2018年2月24日
寄せ書きが書かれた日の丸などを贈られ、決意を新たにする塩谷選手(後列中央)=塩尻市役所で |
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平昌パラリンピックにパラアイスホッケー日本代表チームのメンバーとして初出場する塩尻市の塩谷吉寛選手(29)の激励会が二十三日、市役所であり、母校の小中学校の後輩からの寄せ書きや市、市体育協会からの激励金が贈られた。塩谷選手は「皆さんの期待に応えられるように頑張りたい」と決意を語った。
塩谷さんは二分脊椎症で右足が不自由。同市の桔梗小、広陵中、武蔵工大二高(現・都市大塩尻高)を経てセイコーエプソン(諏訪市)に入社した。社会人になってすぐに競技を始め、現在は岡谷市が拠点の長野サンダーバーズに所属している。
日本代表チームではFWを務め、最年少選手として活躍が期待されている。
激励会では、小口利幸市長が「塩尻から世界に羽ばたく人が出ることが市民の願い。パラリンピックで奮闘していただきたい」と激励。市体育協会の小松千万蔵会長は「チームの要として活躍して」と話し、市民から寄せられた激励金を手渡した。
桔梗小、広陵中の後輩からは、「金メダルを塩尻に持ち帰って」「全員で応援しています」などのメッセージが書かれた日の丸や千羽鶴が贈られ、塩谷選手は「パワーとガッツでチームを良い方向に持っていきたい」と述べた。
(一ノ瀬千広)

