日本、息切れ4位 複合団体

2018年2月23日

団体 後半距離で力走する(左から)第1走者の渡部善斗、第2走者の永井秀昭、第3走者の山元豪、アンカーの渡部暁斗=いずれも潟沼義樹撮影

写真
写真

 団体で渡部善斗(北野建設)永井秀昭(岐阜日野自動車)山元豪(ダイチ)渡部暁斗(北野建設)の日本は4位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)で3位につけたが、トップと19秒差でスタートした後半距離(20キロ)で順位を下げた。トップと6秒差の2位で出たドイツが逆転、個人2種目に続いて金メダルを獲得した。

 日本は第1走者の渡部善が4位に後退、続く永井で再び2位争いに加わったものの、第3走者の山元が引き離され、アンカーの渡部暁の追い上げも及ばなかった。

 2連覇を狙ったノルウェーが2位、前半首位のオーストリアが3位だった。

 (共同)

◆飛躍3位守れず走力に課題

 日本の第4走を務める渡部暁が、ふらつきながらも懸命にリレーゾーンに入ってきた山元から引き継ぎ、はるか前方を走る上位3人を目指してペースを上げる。だが、この時点で3位ノルウェーとは1分差。どんなにスキーを進めても最後まで続く一人旅。静かに4位でゴールし「やっぱり走力を変えないと、メダルは取れない」。痛感した力負けに無念さをにじませた。

 日本は前半飛躍で3位に入るも、後半距離は圧倒的に力不足を露呈した。2位スタートのドイツがあっさり首位を奪って独走する中、ノルウェー、オーストリアとの第2集団につけていた1走の渡部善も2走の永井も、1周2・5キロの2周目終盤、最後の上り坂でいずれも急激にペースダウン。引き継いだ第3走の山元は、巻き返そうとした序盤のオーバーペースがあだになった。

 渡部暁は「山元はかなり責任を感じて泣いていた。でも、だれがあそこを走ったところであれが僕らの現状のレベル」と振り返る。自身も今季はジャンプと距離のバランスで試行錯誤が続き、「ジャンプを改善する分、走力が落ちる。金メダルを取るならば、間違った選択をしてきてしまったのかな」と悔やむ。

 個人ノーマルヒルで接戦の末に銀メダルを手にした渡部暁だが、公言してきた金メダルは3種目でゼロ。前回ソチ大会と同じ結果に「結局、何も変わっていない」といら立ちも見せる。目の前に立ちはだかる壁を越えるにはどうするか。「山頂を目前にして、一度引き返さなきゃいけないのかな。もう一回装備を整えるしかない」。たどりつけなかった山頂をにらみ、別の道を探る歩みが始まる。

 (平昌・上條憲也)

中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

Search | 検索