「大ジャンプ」願い通じず 竹内選手の地元・飯山、市民熱く
2018年2月21日
竹内選手に声援を送る市民ら=飯山市で |
平昌五輪ノルディックスキー・ジャンプ団体に飯山市出身の竹内択選手(30)が十九日夜、出場した。日本は六位に終わったが、地元の同市ではモニター応援会があり、市民らが声援を送った。
竹内選手が一番手で登場すると、約百人がスティックバルーンを打ち鳴らして、「択!択!」と声をからした。竹内選手の後援会事業部長の宮崎正さん(70)は「小学生の時には高校生らに交じって国体のテストジャンパーに選ばれるほどだった」と振り返る。個人種目ではメダルを逃しており「今度こそ」と、ソチ五輪に続く団体のメダルに期待を寄せた。
竹内選手の一本目は124メートル。宮崎さんは「次が平昌五輪で最後。大ジャンプを」と願いを込めたが、二本目も123メートルと距離を伸ばせず、メダル争いに食い込むことはできなかった。
「択のおかげでジャンプを始める地元の小学生が増えた。子どもたちのためにも四年後も頑張ってほしい」と北京五輪での飛躍を願った。
(安永陽祐)