「悔しい。でも次がある」 地元軽井沢でPV、祖父母ら声援

2018年2月22日

両角友佑選手の最後のショットが失敗に終わり、悔しそうな表情を見せる祖父の幾夫さん(中)と祖母のあい子さん(右)=軽井沢町で

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 SC軽井沢クラブが拠点を置く軽井沢町で二十一日、パブリックビューイング(PV)があり、町民ら約八十人が応援に声をからした。「ゴー、ゴー、レッツゴー」。地元の愛好家らでつくる軽井沢カーリングクラブ部長の荻原久美子さん(63)=軽井沢町=が大声を響かせ、応援をリードした。「選手は緊張している。もっと積極的に行かないと」と不安をこぼした直後に大量失点。応援の勢いを弱めず、会場を盛り上げ続けた。

 スキップ両角友佑選手が最後に難しいショットで攻めたが失敗し、日本はギブアップした。会場は一瞬静まりかえった後、「よく頑張った」とたたえる声が響いた。

 祖母のあい子さん(87)は不安そうに手をしきりに動かしながら観戦した。表情を変えず見守った祖父の幾夫さん(87)は「悔しいな。でも次がある。もっと強くなるよう練習するように言います」と笑った。

 (渡辺陽太郎)

中日新聞 東京新聞

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