<カーリング>OARに快勝 カー娘4強見えた!!

2018年2月18日

OARに勝利し、抱き合って喜ぶ吉田知(左から2人目)、藤沢(右端)ら日本=江陵(共同)

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 江陵カーリングセンターで女子1次リーグがあり、LS北見の日本は中国に延長の末に6−7で敗れて初黒星を喫したが、OARには10−5で快勝し、4勝1敗とした。男子1次リーグではSC軽井沢クの日本がイタリアに6−5で競り勝ち、2勝2敗とした。5−4の第9エンドに1点をスチールされたが、最終第10エンドに勝ち越した。1次リーグは男女とも総当たりで戦い、上位4チームが準決勝に進出する。

 カーリングは約3時間の試合で硬さが変わる氷の状態を見極め合うのも妙味だ。女子でLS北見の日本は中国戦の途中から「氷の読み」がずれて敗れたが、続くOAR戦はほぼ完璧に対応して快勝。しっかり修正して後半戦に弾みをつけた。

 中国戦は第4エンドまでに4点を挙げたが、延長を含めた残り7エンドは2得点。第8エンドは藤沢の放ったチーム最終投が狙いより強く、位置もずれた。その石を出されて3失点。26歳の鈴木は「後半は相手がうまく合わせて来た」と経験豊富な相手に脱帽した。

 OAR戦は一転して氷の読みが安定した。第4エンドは藤沢が、緩く置きにいくドローショットを高い精度で2本そろえて2得点。不利な先攻だった5−4の第7エンドは一挙3点スチール。藤沢のチーム最終投がハウス(円)内に密集した石を動かし、円心に最も近い石がOARから日本に入れ替わった。OARに難しいショットを強いて大量点を呼び込んだ。

 この場面を藤沢は「氷の情報も、話し合いもあって、確信のある状態だった。何の不安もなく投げた」と振り返った。相当な手応えを得ただろう。大会が進むにつれて氷面の情報量が増え、読み合いも高度になる。目が離せない戦いが続く。 (共同)

日本―OAR 第1エンド、スイープする吉田夕(左)と鈴木(右)に指示を出す藤沢=江陵(共同)

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中スポ 東京中日スポーツ

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