<ぴょんぴょん平昌>洗礼…レンズ真っ二つ

2018年2月18日

 最初から嫌な予感はしていた。いかついガードマンが真っ黒なサングラスの奥から、鋭い眼光を走らせている。今大会最大の注目、羽生結弦の韓国到着取材での出来事だ。

 報道陣に日韓両国のファンで仁川国際空港はごった返していた。羽生の動線が作られたが、規制ロープの張り方が中途半端。不安を感じてると…来た! 予定時刻から約2時間遅れて羽生が登場。あっという間にもみくちゃになり、ロビーに怒号が飛び交った。

 次の瞬間、何者かにカメラをガッチリつかまれた。「ガッシャーン!」左肩にかけていたカメラが振り落とされ、レンズがきれいに真っ二つに。ぼうぜんとする僕をよそに、スーパースターはさっそうと過ぎ去っていった。

 普段プロ野球の取材などで、駅や空港での撮影は慣れているとタカをくくっていたが…。これが世界水準の“移動取材”か。洗礼を浴びました。 (高部洋祐)

中スポ 東京中日スポーツ

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