平昌冬季五輪の氷上競技が行われている韓国東岸の町、江陵（カンヌン）。中心地の文化施設の庭にある五輪競技の選手たちをかたどった木像が、ちょっと怖い。

　スピードスケートやショートトラック、スキー距離、スノーボードなど各競技の躍動感ある選手の像が並ぶ。ただ、よく見ると目がぎらりと光り、眉毛はなく、額には血のように見える赤い塗料が付いている。

　韓国では像を作る文化があるそうで、観光地でもゆかりの人物の像をよく見掛ける。

　この庭にあるボブスレーのソリの遊具には家族連れが集まり、楽しむ姿が見られたが、この像の周囲には近づく人はいなかった。

（平昌で、安福晋一郎、写真も）