暁斗、ラージヒルで金再挑戦 「もっといいジャンプ、もっといい走りができる」

2018年2月16日

ノルディック複合個人ノーマルヒルでの銀メダルを胸に笑顔の渡部暁斗(共同)

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 ノルディックスキー複合は、まだラージヒルの個人(20日)と団体(22日)が残っている。世界ランク1位の渡部暁は「(個人)ラージヒルでは、きのう獲得できなかった金メダルに再挑戦したい。そこに向けてベストを尽くしていく。もっといいジャンプ、もっといい走りができると思うので、少しでも金メダルに近づくような準備をしていきたい」と、得意種目での巻き返しに意気込みを見せた。

 ノーマルヒルでは前半飛躍で3位につけ、自信のある後半距離(10キロ)に臨んだ。残り1キロで2番手に上がったが、最後の上り坂で2連覇したエリック・フレンツェル(ドイツ)のスパートについて行けなかった。渡部は「チーム一丸となって戦えて銀メダルを取れた喜びと安心感が半分と、目標にしていた金メダルにたどり着けなかった悔しさが半分。試合が終わった後、あの時こうすれば違った展開になったかなとか、いろいろな考えがフツフツと浮かんできた」と、あと一歩が足りずにつかみ損ねた戦いを振り返った。

 直近のワールドカップで4連勝するなど、絶好調で挑む念願の金メダル。4大会連続出場のエースは「おいしい食事を取ってしっかり回復に努め、またいいレースができるようにしたい」と、大一番に向けて気を引き締めていた。 (辛仁夏)

中スポ 東京中日スポーツ

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