男女の１次リーグが始まり、女子はＬＳ北見の日本が米国に１０−５で快勝し、白星発進した。第１エンドから連続スチールして７点を先取。９−５の第９エンドにも１点をスチールしたところで米国がギブアップした。

　男子ではＳＣ軽井沢クの日本が世界ランキング３位のノルウェーに６−４で競り勝った。五輪４連覇を目指すカナダはイタリアを５−３で下し、昨年の世界選手権２位のスウェーデンはデンマークと韓国に連勝した。

　１次リーグは男女とも１０チームが１回戦総当たりで争い、上位４チームが準決勝に進出する。　（共同）

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　自分は思っているよりも、たくましくなっていた。好ショットを連発してＬＳ北見の白星発進に貢献した藤沢。「聞いていたのと違って、なんか普通でした」。精神面の弱さを自認するスキップは、自然体で臨めた初の五輪を笑って振り返った。

　アイスはレーンの両側に向けて傾斜が高くなっている。さらに観客が入って温度が変わり、練習より石が曲がりにくくなっていた。米国よりも早く特徴をつかんだ４人。相手のミスにつけ込み、第２エンドまでに４点リードした。

　圧巻は第３エンドの藤沢の最終投だった。左右に離れて二つ残っていた相手の石を同時にはじき出した。難易度の高い「ダブルテークアウト」に落胆した相手が最終投で再びミスをおかし、このエンドで３点を加点した。チームのショット成功率は７５％。米国を１１％も上回った。

　昨年９月に五輪代表を決めてから北米を中心に海外を転戦した。この日の４人のうち３人が五輪初出場だったが、「いろいろなアイスや観客が入った会場でたくさん試合をしている」と小野寺コーチ。海外で蓄積された経験が若いチームの第一歩を後押しした。　（原田遼）