堀島転倒、4年後「帰ってくる」 決勝3回目進めず

2018年2月13日

決勝2回目で転倒する堀島

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 壮絶に散った。昨季の世界選手権2冠の堀島は20人中12人が通過する決勝1回目こそ7位だったが、決勝2回目は第1エアの直後に転倒。金メダルの夢は次回の北京五輪までお預けとなった。

 「いい状態で自信を持ってスタートしたんですが…。第1エアの手前で少し引っかかって、リカバリーできずに大きなミスになってしまった」

 第1エアに選んだのはダブルフルツイスト。最高難度の大技は飛んだ瞬間に右にそれた。着地した直後にバランスを崩して転倒。「何もできずに終わった。悔しい」。世界王者になった昨年3月以降、金メダルだけにこだわった。五輪直前のW杯第7戦では王者・キングズベリーを再び破って優勝。心も体もピークに達していたが、平昌のコースは甘くなかった。「注目される五輪で結果を出すのは難しい。4年かけて金メダルを取れる選手になって帰ってきたい」。岐阜県池田町で生まれ、三重県桑名市のウオータージャンプ場で鍛えたメイドイン東海の20歳には、これから何度も世界一になるチャンスが残っている。 (兼田康次)

中スポ 東京中日スポーツ

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