堀島選手の滑りに歓声 岐阜・池田町でPV

2018年2月10日

堀島選手の予選突破をバルーンスティックをたたいて喜ぶ住民たち=岐阜県池田町中央公民館で

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 九日に開幕した平昌五輪のフリースタイルスキーモーグル男子予選に、岐阜県池田町出身の堀島行真選手(20)=中京大=が出場。町中央公民館ではパブリックビューイング(PV)があり、昨年の世界選手権を制した王者らしい滑りで予選突破した堀島選手に歓声を上げた。

 「必勝」と書かれた鉢巻きをした住民や町職員ら三百五十人が集まった。堀島選手が大型ビジョンに映し出されて滑走が始まると、手にしたバルーンスティックを打ち鳴らして声援を送った。

 滑走後、ほかの選手が高得点を取るとため息が漏れる場面もあったが、予選通過が決まるとバルーンをひときわ大きく鳴らして喜んだ。

 堀島選手の実家がある地区の区長を務める沢輝義さん(68)は「予選を通過して安心。(決勝がある)十二日は全力で臨んで、ぜひこの町に金メダルを持ち帰ってほしい」と期待を込めた。

 堀島選手の父親で小学校教諭の行訓さん(57)に長男が担任をしてもらった同町片山の会社員、松田宏之さん(43)は「大技を決めて、お父さんに良いところを見せてあげてほしい」と願った。

 (広田和也)

中日新聞 東京新聞

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