高梨、頂点見据えて 女子が初の公式練習

2018年2月9日

公式練習する高梨沙羅。ゴーグルにはジャンプ台が映った=潟沼義樹撮影

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 女子の日本代表は8日、平昌の試合会場で12日のノーマルヒル(ヒルサイズ=HS109メートル)に向けた初の公式練習に臨んだ。高梨沙羅(クラレ)は、2回目で105メートル、3回目で106メートルを飛び、風の影響などを加味した得点でいずれも、今季好調のマーレン・ルンビ(ノルウェー)に迫る2位につけた。

 ただ1回目は助走の姿勢が決まらなかったこともあり、99メートルで全体4位。「まだ自分のものにしきれていないので、自分のものにできるようにしたい」。それでも「少しずつこの台に自分を合わせられている感覚はある。まずは良いスタートを切れて安心した」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。公式練習は飛型点がないため、金メダルを目指す21歳は「本戦は飛型点が最後の決め手になってくるので、最後はしっかり決めたい」と勝負の鍵に挙げた。

 また伊藤有希(土屋ホーム)は、3回中2回で100メートルを超えた。「一本一本良くなってきた」と伊藤。1年前に同じ会場で行われたワールドカップ(W杯)では優勝しており「イメージは悪くない」と前向きに話した。 (上條憲也)

中日新聞 東京新聞

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