聖火リレー、江陵を走る 一部競技がスタート

2018年2月8日

2人乗りの自転車で聖火リレーし、歓声に応える第1走者=8日、江陵で(田中久雄撮影)

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 【平昌=本社五輪取材団】平昌冬季五輪は開会式を翌日に控えた8日、一部競技がスタートし、カーリングの新種目、混合ダブルスの1次リーグに個人資格で参加した「ロシアからの五輪選手(OAR)」が登場した。夜にはノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル予選があり、葛西紀明(45)=土屋ホーム=らが出場する。氷上競技が行われる江陵(カンヌン)では、聖火リレーが実施された。9日は午後8時に平昌で始まる開会式で聖火台に点火される。

 聖火リレーは午前9時すぎ、江陵での最初の走者として、五輪の韓国招致のため自転車で世界一周をしてきたドイツ人と韓国人の夫妻が、江陵の鏡浦(キョンポ)海岸からスタート。「江陵、オリンピック、ファイト」と声を上げ、聖火を掲げて2人乗りの自転車で走り抜けた。

 聖火は昨年10月にギリシャで採火され、11月に韓国へ空路で入った後、国内全土2018キロを101日かけてつないでいる。ランナーとしてフィギュアスケートの元世界女王の安藤美姫さんやトリノ五輪金の荒川静香さんも参加した。

 大会にはOARを含め、冬季五輪史上最多の92カ国・地域から2900人を超える選手がエントリー。25日まで7競技、102種目が実施される。

中日新聞 東京新聞

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