温かい応援を背に戦う パラアイスホッケー・吉川さん

2018年2月6日

交流のある子どもから花束を受け取り握手する吉川さん(左)=阿智村の伍和生きがいセンターで

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 三月に開かれる平昌(ピョンチャン)パラリンピックにパラアイスホッケーで出場する阿智村伍和の吉川守さん(47)=長野サンダーバーズ=の壮行会が四日、同所の伍和生きがいセンターで開かれた。

 地元備中原地区が主催。一九九八年の長野パラから数えて五度目の出場となる吉川さんを応援しようと約五十人が集まった。

 原三士(みつし)区長(61)は「代表選手がこの備中原区に皆さんとともに暮らしているのは、区民の誇り。メダルも大事だが、どうかけがなく無事に帰られることを心から祈る。できたら金メダルを」と激励。吉川さんは「温かい応援と、盛大に(壮行会を)開いていただいた力を平昌に持っていって戦いたい」と語った。

 会場には吉川さんの使うスレッジ(そり)やユニホームが展示され、用意された日章旗には出席者たちが応援のメッセージを寄せ書きした。各地の舞踏や和楽器を取り入れたパフォーマンスで活躍する加藤木朗さんによる舞や太鼓の演奏もあった。

 (服部桃)

中日新聞 東京新聞

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