平昌入りで高ぶる日本勢 主将の小平「熱い戦いを」

2018年2月5日

韓国東部の襄陽空港に到着した小平奈緒主将=潟沼義樹撮影

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 【江陵(韓国)=本社五輪取材団】平昌冬季五輪の日本選手団本隊は4日、当地に到着し、選手村に入った。時差がなく、移動距離も少ない現地入りとあって落ち着いた表情ながらも「熱い戦いを」と決意を力強く語り、一部の選手は早速会場で練習を始めた。 

 スピードスケート女子4種目でメダルが期待される高木美帆(日体大助手)は襄陽国際空港で「移動時間が少なく、体の負担がなかった」と笑顔。中学3年で出場したバンクーバー五輪と比較し、「気持ちも落ち着いている。8年の歳月で少しは成長できたのかな」とおどけた。

 メダル量産が期待される同競技には地元韓国のメディアも注目。女子500メートルで優勝候補の小平奈緒(相沢病院)は五輪2連覇中の地元選手、李相花(イ・サンファ)との対決について聞かれ、「相花は素晴らしい選手。熱い戦いができれば」と力を込めた。

 初の五輪となるフリースタイルスキー・モーグル男子の堀島行真(中京大)は、五輪前最後の試合となった先月20日のワールドカップ(W杯)で初優勝を飾ったばかり。目標の金メダルに向け、「どうやったら五輪で勝てるか考えていきたい」と話した。

 スノーボード女子のスロープスタイルとビッグエアに出場する鬼塚雅(星野リゾート)はボードの破損に備え、通常の3倍の6枚を持ち込んだ。新種目のビッグエアにも「たくさん練習してきた。ドキドキもするが良い成績を残したい」と意気込んだ。

中日新聞 東京新聞

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