平昌パラリンピック ロシアは個人参加 五輪と同様の判断

2018年1月30日

 【ボン(ドイツ)=共同】国際パラリンピック委員会(IPC)は二十九日、国ぐるみのドーピング問題を抱えるロシアの平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック参加について、同国選手団としての参加は認めず、条件を満たした選手が「中立のパラリンピック選手(NPA)」として個人資格で出場することを容認すると発表した。ロシア・パラリンピック委員会(RPC)への資格停止処分は継続する。

 スキーのアルペン、距離、バイアスロン、スノーボード、車いすカーリングで予選を通過した三十〜三十五人の出場を見込み、六十九選手だった自国開催の前回ソチ大会からは半減となる。NPAのロシア国旗、国歌の使用は禁じ、表彰式などではパラリンピック旗、パラリンピック賛歌を使う。国際オリンピック委員会(IOC)は平昌五輪にロシアの選手団としての派遣を禁じる一方、潔白を証明した百六十九選手には個人での出場を認めた。一昨年のリオデジャネイロ夏季大会でロシアを全面除外したIPCだが、今回はIOCと同様の判断に至った。

中日新聞 東京新聞

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