高校生コンビ 予選敗退 ビッグエア 大久保 攻めて転倒

2018年2月21日

男子ビッグエア予選1回目エアを決める大久保勇利=潟沼義樹撮影

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 新種目の男子ビッグエア予選2組で、16歳の国武大晃(STANCER)は37・25点で24日の決勝進出を逃した。同1組で、17歳の大久保勇利(ムラサキスポーツ)も84・25点の9位にとどまり、予選敗退した。

 予選は36選手が2組に分かれて争う。2回の演技で高い方の得点が採用され、各組上位6人が決勝に進む。 (共同)

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 大久保の初めての五輪が終わった。スノーボード男子スロープスタイルは予選敗退。「楽しむ」をモットーとする17歳の新鋭もさすがにさえない表情を浮かべた。それから11日。ビッグエア予選で巻き返しを期したが、2回目に4回転半の大技に挑んで転倒。「攻めたけど駄目だった」と苦笑いした。

 予選から積極的に難しい技を披露するのが大久保のスタイルだ。昨年12月に米国で行われたワールドカップ(W杯)では、左足前の逆スタンスで入って時計回りに横4回転半する大技「スイッチバックサイド1620」を予選で繰り出し、2組を1位通過した。決勝は8位にとどまったが、実力を存分に示した。

 4回転技を決めた1回目は84・25点。普段から「本気を出さないで終わったら、滑る回数も減るし楽しくない」との思いがあるから、今回も2回目は難度を上げたが、実らなかった。

 滑り終えてテレビカメラに晴れやかに手を振った。「こけちゃったのでまた練習する。悔しい思いをしたから、その分またうれしい思いをできるように頑張る」と再挑戦を誓った。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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