藤森選手、決勝進出「すごーい」 地元・長和町盛り上がる

2018年2月20日

藤森選手にエールを送る太田さん(前列右)ら=長和町で

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 スノーボード女子ビッグエアに出場した藤森由香選手(31)の地元、長和町の姫木コミュニティセンターで十九日、パブリックビューイング(PV)が開かれ、家族や町民ら約五十人が熱い応援を繰り広げた。

 「ゴー、ゴー、ユカ」。集まった町民らは応援団長森達哉さん(53)の音頭に合わせてスティックバルーンをたたき、声援を送った。二回目の滑走で一時的に一位に躍り出ると、「おー」「すごーい」などの歓声が上がり、バルーンをたたく音が一層大きくなった。

 藤森選手の実家近くでペンションを営む本橋洋一さん(57)は、長男が藤森選手の同級生で、幼い頃から知っている。一日だけペンションの手伝いをしてもらったこともあると言い「由香は小さい頃から長和町のエコーバレースキー場で滑ってきたから地元愛が強い。予想以上の滑りを見せてくれた」と語った。

 一歳年上の富士見町、会社員相沢啓太さん(32)は、十二日にあったスロープスタイルの前日、長和町姫木地区出身の藤森選手から「姫木魂見せる滑りするから」とメールを受け取った。「選手の中でも完成度が高く安定していた」と二十三日の決勝に期待した。

 予選二位の結果に姉の太田由美さん(33)は「メダル取れるかも。金メダル取ってほしい」と興奮した様子。祖母の藤森知代子さん(90)も「よく頑張ってくれた。本人はメダルが欲しいだろうけど、けがをしないで笑顔で帰ってきてほしい」と気遣った。

 (高橋信)

中日新聞 東京新聞

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