長和でPV「かっこよかった」 藤森選手9位

2018年2月13日

声援を送る(右から)藤森選手の姉の太田さんと祖母の藤森知代子さん=長野県長和町で

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 平昌五輪スノーボード女子スロープスタイルに出場した藤森由香選手(31)の地元、長野県長和町の姫木コミュニティセンターで十二日、パブリックビューイング(PV)があり、家族や知人ら五十人が大型スクリーンの前で藤森選手に声援を送った。

 四度目の五輪は今回が最後。日本人トップの九位と惜しくも入賞を逃したが、十九日の同ビッグエアへの出場も控え、「次こそメダル」の声が上がった。

 十一日に予定していた予選は強風のため中止された。全選手が決勝に進出し、二本の滑走で競われた。藤森選手は二十六選手中十三番目に登場。六百五十メートルのコースをジャンプなどの技を決めて転倒せずに滑り降りた。

 高校時代に同居した祖母の藤森知代子さん(90)は「無事に滑ってくれてうれしい。本人が精いっぱい頑張ってくれればそれでいいです」とスクリーンを見詰めた。

 一本目を終えて五位。メダルの期待がかかった二本目は、最後のジャンプの着地で転倒した。一瞬、会場からため息が漏れたが、すぐにスティックバルーンを打ち鳴らして健闘をたたえた。

 藤森選手と小学生のころにスノーボードを始めた姉の太田由美さん(33)は「最後はメダルを狙って難易度の高い技で攻めようとした。かっこよかった」とねぎらった。「今回がラストランなら次はラストジャンプ。リベンジをしてほしい」と期待を込めた。

 (安永陽祐)

中日新聞 東京新聞

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