国武選手「良い成績残したい」 愛知・阿久比町長に抱負

2018年2月1日

花束を受け取り、竹内町長と握手を交わす国武選手(右)=愛知県阿久比町役場で

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 平昌(ピョンチャン)冬季五輪にスノーボードのスロープスタイルとビッグエア種目で出場する愛知県阿久比町椋岡、通信制高校一年国武大晃選手(15)が三十一日、町役場を訪れ、竹内啓二町長に五輪への抱負を語った。

 国武選手を乗せた車が町役場入り口に到着すると、七十人の町職員らが拍手で出迎え、出場決定祝いの花束を贈った。一階ロビーで開かれた激励セレモニーでは、竹内町長が「五輪出場を本当に実現してくれて喜びに堪えない。ぜひ頑張ってきてもらいたい」とエールを送った。

 国武選手は「多くの人に応援してもらっている分、良い成績を残したい。五輪だといって力まず、楽しみながらやっていきたい」と意気込んだ。

 マネジャーの仲村淳さん(34)は「スロープスタイルとビッグエア、両種目とも上位に食い込む可能性はある。本人はスロープスタイルを得意としているが、予選一本目の滑りがかなり重要になってくる」と話した。

 現地入りするのは四日で、羽田空港から日本選手団の一員として出発する。男子スロープスタイルは予選が十日、決勝が十一日。男子ビッグエアは予選が二十一日で決勝が二十四日の予定。スロープスタイル予選の十日は国武選手の十六歳の誕生日となる。

 国武選手はこの日、出身地の東浦町役場も訪問し、神谷明彦町長に五輪への意気込みを語った。

 (辻晃平)

中日新聞 東京新聞

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