7月7日

フランス快勝 バラン、こじ開けた4強弾

 【ロシアW杯本社取材団】第20日の6日、準々決勝が始まり、自国開催だった1998年大会以来2度目の制覇を狙うフランスが、前半にバラン、後半にグリーズマンのゴールで過去2度優勝のウルグアイに2−0で勝ち、ベスト4進出を決めた。

 1次リーグA組を1位通過したウルグアイは決勝トーナメント1回戦でポルトガルを2−1で退けた。C組1位のフランスはアルゼンチンを4−3で制して8強に進んだ。

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 前回のブラジル大会で阻まれたベスト8の壁を越えた。優勝候補のフランスは堅守のウルグアイから2点を奪って快勝。デシャン監督は「我慢強さが必要だ」と僅差の勝負も覚悟していたが、チームは力強く頂点への階段をまた一つ上った。

 球際の競り合いで激しく挑んでくるウルグアイに、序盤はなかなか好機をつくれなかった。それでも前半40分のセットプレーで突破口を開く。グリーズマンが巧みにタイミングをずらして右FKを蹴ると、近いサイドへと走り込んだバランが頭で先制点を挙げた。

 後半16分にはグリーズマンが遠めから左足を一振り。不規則な軌道のシュートを相手GKがはじき切れず、追加点をもぎ取った。GKロリスは好守で無失点に貢献した。

 2012年に就任したデシャン監督にとって、代表を率いての初采配がウルグアイ戦だった。その時は0−0のドロー。13年には再び顔を合わせて0−1で敗れた。フランスは1985年に2−0で勝ったのを最後に、それ以降は5度対戦して南米の古豪から1点も奪えていなかった。

 苦戦も予想された一戦で「レ・ブルー」がたくましさを見せつけた。 (ニジニーノブゴロド・共同)

中日新聞 東京新聞

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