7月6日

長身ポグバ存在感 「この大会で優勝したい」

アルゼンチン戦で競り合うフランスのポグバ(左)=6月30日、カザンで(タス・共同)

写真

 191センチ、86キロの恵まれた体格で、しなやかにボールを扱う。優勝候補に挙げられるフランスの中盤で、攻守に存在感を放つのがポグバだ。

 25歳とまだ若い。それでも「これが最後のW杯になるかもしれない。このユニホームのため、チームのため、そしてフランスのために全てを出し切る。この大会で優勝したい」と強い覚悟で戦う。

 1998年、5歳の時にテレビで見た自国開催のW杯が心に焼き付いているという。ジダン(フランス)とロナウド(ブラジル)のプレーに憧れた少年は、20年の時を経て再び世界一を目指す「レ・ブルー(フランス代表)」に不可欠な存在となった。

 アルゼンチンとの決勝トーナメント1回戦は相手が反則覚悟で体ごとなぎ倒そうと食らいついてきても強靱(きょうじん)な足腰でボールをキープ。長い手足に優れたボディーバランス、ペナルティーエリアの外からでも少ないステップで強いシュートを打てるパワーは規格外だ。

 身体能力に頼るだけのプレースタイルではなく、足元の球さばきも一級品。前回大会でW杯に初出場し、5試合で1ゴールを記録してベスト8入りに貢献。最も活躍した21歳以下の選手に贈られる「ヤングプレーヤー賞」に輝いた。 (共同)

中日新聞 東京新聞

※ご利用のブラウザのバージョンが古い場合、ページ等が正常に表示されない場合がございます。

速報
ピックアップ
コラム・評論

Search | 検索