7月6日

ベルギー外国人監督初Vへ挑む

 長いW杯の歴史で、外国人監督が率いたチームは一度も優勝したことがない。6日の準々決勝でブラジルと対戦するベルギーは、スペイン人のマルティネス監督の下でこのジンクスに挑んでいる。

 日本との決勝トーナメント1回戦は采配が的中した。0−2の後半20分、194センチのフェライニと左サイドを崩すシャドリを投入し、シンプルに高さを生かす攻めに切り替える。すると、この2人のゴールなどで3点を奪って逆転。面目躍如の監督は「W杯では0−2から逆転した例はほとんどない」と胸を張った。

 イングランド・プレミアリーグのエバートンなどを指揮し、2016年8月に就任。フランス代表FWとして1998年のW杯優勝に貢献したアンリ氏をコーチとして招いたことが、タレント集団を束ねる上でポイントとなった。マルティネス監督は「精神的な壁を打ち破るためにも、W杯を制覇した彼の経験やノウハウはとても貴重だ。ストライカーにとっては彼の助言が大きなプラスになる」と国際サッカー連盟(FIFA)のインタビューで語っている。 (共同)

中日新聞 東京新聞

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