盤石ブラジル × 猛攻ベルギー あすから準々決勝
大会は6、7日に準々決勝が行われる。強豪のスペインやポルトガル、初のベスト8入りを目指した日本などが姿を消し、欧州の6チームと南米の2チームが勝ち残った。
最大の目玉は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング2位のブラジルと3位のベルギーの顔合わせ。優勝候補のブラジルは試合ごとに調子を上げ、ここ3戦連続無失点勝利。故障明けで大会を迎えたネイマールも4試合にフル出場し、2得点と本領を発揮している。3トップのうちガブリエルジェズスとビリアンは無得点だが、ゴール以外の貢献度が大きい。守備的MFのカゼミロを出場停止で欠くが、代役も実力者のフェルナンジーニョが務める見通しだ。
ベルギーは4試合で今大会トップの12点をたたき出している。日本との決勝トーナメント1回戦では先に2失点したが、終盤に3点を奪い返す爆発力を発揮。ここまで1失点というブラジルの堅い守りを、ルカクやE・アザールらが破れるか。
勝者はFW対決が注目されるフランス−ウルグアイの勝者と当たる。フランスは19歳のエムバペが3得点と期待通りの活躍。ウルグアイもカバニが3点、スアレスが2点と好調だが、ポルトガル戦で負傷したカバニの回復具合が懸念される。
反対側のブロックは意外な顔ぶれが並ぶ。開催国ロシアはPK戦でスペインを退ける番狂わせを起こし、次はクロアチアに挑む。激戦の1次リーグD組を3戦全勝で突破したクロアチアは、初出場で3位になった1998年大会の再現を狙う。
イングランドはケーンが得点王争いのトップを走る6ゴールと波に乗る。対するスウェーデンは堅守速攻を徹底し、勝負強さが持ち味。過去、W杯での両者の対戦成績は2戦2分け。 (モスクワ・共同)
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