7月1日

ハンパないって弾 大迫再び!

ベルギー戦に向けて調整する大迫(右)と岡崎=カザンで(岩本旭人撮影)

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 1トップの大迫が国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位の強豪ベルギー相手に堂々のジャイアントキリング(番狂わせ)宣言をした。

 「メディアの皆さん、日本のみなさんは1次リーグで敗退すると見ていた。次も、もちろん負けるだろうと思われている。でも、自分たちを信じれば道は開ける」。練習を終えた大迫は自身に言い聞かせるように語った。

 最初の番狂わせとなった19日のコロンビア戦では勝利の立役者となった。PK獲得とC・サンチェス退場の引き金となるシュートを放ち、勝ち越し弾も決めた。「ハンパないって」のリバイバルヒットを呼んだ試合後、達観に近い心境を語っている。「いくら(メディアに)たたかれても試合はあるし、試合で結果を出すことがすべて」

 予想を覆す1次リーグ突破を果たした今も、達成感はない。「全然満足できていない。大会前からみんなでベスト8を目標にしてきたから」

 前回王者ドイツが韓国に敗れ1次リーグ最下位に沈み、人口30万人の小国アイスランドが初出場で前回準優勝のアルゼンチンに堂々の引き分けを演じた今大会。大迫は言う。「何が起きるか分からないのがW杯。相手の隙をどんどん突けば勝つことはできる」

 ベルギー戦は、体力温存のためポーランド戦で先発を外れた香川と乾が戻り、本田を含め大迫を生かす中盤のタレントがそろう。自身の体調も万全だ。日本史上初のW杯決勝トーナメントでのゴールを決めれば、目標への道が開かれる。 (垣見洋樹)

中スポ 東京中日スポーツ

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